世界初の試み。レバノンの完全ヴィーガン病院「ハイエク病院」

ヴィーガンとは

ヴィーガンとは単なる菜食主義ではなく、卵や乳製品などを含む動物性食品だけでなく、はちみつなどの動物を使役して搾取した食物を一切とらない完全菜食主義を言います。イギリスのヴィーガン協会によると、衣食など全てにおいて動物からの搾取や動物への残酷行為を排斥する哲学や生き方がヴィーガニズムであると定義されています。

世界初の完全ヴィーガン化病院

レバノンのベイルート近郊にあるハイエク病院は完全ヴィーガン化を実現した世界初の病院です。CEOであるジョージ・ハイエク氏はレバノン初のヴィーガン団体を立ち上げた人物でもあり、「加工肉に発がんリスクがある」とするWHOの指摘に着目。医師や調理師たちとも議論し、ヴィーガン食を選択できるテスト期間を経て、2021年3月には完全ヴィーガン食へと切り替えました。

ハイエク病院のSNSには、肉の危険性を訴える書き込みと共に、ヴィーガンメニューの美味しそうな画像も掲載されています。

 

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ハイエク病院の入院費は他の病院と同じ水準で、ヴィーガン食だからといって特に追加料金がかかるわけでもないようです。

中東の食生活に馴染みやすいヴィーガン食

豆が原料のフムスやファラフェル(中東のコロッケ)に親しむ中東の人々にとっては、ヴィーガン食は比較的親しみやすい食事であり、完全ヴィーガン食をすんなり受け入れる患者も多いのだとか。

ハイエク病院にはカフェテリアがあり、こちらは患者ではない一般の方々もヴィーガン食を楽しめるのだそうです。メニューも豊富なヴィーガン食をぜひ一度味わってみたいですね。