シリアでトルコ式公衆浴場の人気が再燃。理由は何と停電。

ハマムとはトルコの公式浴場のことで、そのルーツは古代ローマの公衆浴場にあると言われています。ハマムは中東を中心に世界各地に存在し、ただ体を洗いに行くだけの場所ではなく、コミュニケーションの場としても使われていたようです。

自宅の浴室が普及し、わざわざ公衆浴場に出かける習慣が廃れると、ハマムは垢すりやマッサージを受けられる場所として利用されるように。

石けんでも有名なシリアのアレッポでは最近、ハマムが再び賑わいを見せているそうです。公衆浴場ブームやレトロブームが来たからではありません。燃料不足が深刻化しているアレッポでは停電が頻繁に起きるため、自宅で熱いシャワーを浴びることが難しくなった人々がハマムへと足を運んでいるのだとか。

かつては1コミュニティに1つはあり、シリアの首都ダマスカスには毎日入っても1年かかってしまうと言われるほど多くのハマムがありました。アレッポのハマムは戦闘によって多くが大きな被害を受け、アレッポが奪還されてから復活したのはわずか10ヶ所です。

ハマムが再び賑わいを見せたというのは素敵なニュースではありますが、燃料不足が一刻も早く改善されるといいですね。