サウジアラビア企業が有名ゲームメーカーSNKを買収へ

2020年11月、サウジアラビアのゲーム会社であるEGDC(Electronic Gaming Development Company)が株式会社SNKの筆頭株主になることが明らかになりました。

SNKは「サムライスピリッツ」「餓狼伝説」「ザ・キング・オブ・ファイターズ」といった数々の格闘ゲーム人気タイトルで有名なゲーム会社です。特にKOFとも呼ばれる「ザ・キング・オブ・ファイターズ」は世界中で絶大な人気を誇っています。

EGDCは、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子の財団である「ミスク財団」が所有する企業であり、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子はアニメやゲームへの積極的な投資によって社会改革を進めていることでも知られる人物です。

ミスク財団のTwitterアカウントでも、2020年11月26日にSNKへの投資について言及されています。

中東最大の格闘ゲーム大会「K.O. Fighting Game Festival」がクウェートで開催されるなど、近年、中東では格闘ゲームが人気を博しています。2019年には格闘ゲームの世界大会で、それまで無名だったパキスタンのプレイヤーが優勝したことが話題になりました。

株式譲渡契約を行った2020年11月時点では、2021年1月12日にEGDCが33.3%の株式を取得する予定だったようですが、その後、株式取得は3月に延期された模様。その影響か、SNKの株価は1月13日に急落しています。3月に向けてSNKの株価はどう動いていくのでしょうか。

3月に株式取得が無事になされるのかも非常に気になりますが、SNKが中東資本となった後、ゲーム作りにどのような影響があるのか、ゲームファンにはもっとも気になるところでしょう。中東の格闘ゲーム市場の今後にも注目が集まります。