G42とシノファームの合弁会社によるアブダビの工場で新型コロナワクチンを大量生産

UAEは2021年3月28日に国内における新型コロナウイルスワクチンの製造開始を発表しました。UAE国内での製造はG42(Group42)によって行われます。

G42とは、2018年にアブダビで設立されたテック企業であり、人工知能とクラウドコンピューティングサービスをさまざまな企業に提供しているリーディングカンパニーですが、近年は人工知能以外にも活動領域を広げています。2020年7月からはUAE(アラブ首長国連邦)において、シノファーム傘下のCNBG(中国生物技術)と共同で新型コロナウイルス感染症、COVID-19のワクチン治験を開始していました。

G42は中国国有製薬大手であるシノファーム(中国医薬集団)との合弁会社によって設立されるアブダビのワクチン工場が今年稼働予定であること、年間2億回分の生産能力があることを発表しています。生産されたワクチン「Hayat-Vax」はUAE以外の中東諸国にも供給されます。Hayatとはアラビア語で「生命」を意味する言葉なのだそう。

UAEではすでにシノファーム製の新型コロナワクチンを2020年12月に承認。
国民に対する大規模なワクチン接種が進められており、3月27日時点のUAEの人口100人当たりのワクチン接種数は80.48回と、世界2位の数値となっています。

国内での大量生産によってワクチンの価格が下がれば、中東においての接種率もさらに増加すると考えられます。新型コロナウイルス感染症の終息にも期待が持てますね。