アラブヘルス2015レポート:ドバイ

アラブヘルス2015会場” 

今年もアラブヘルス(中近東最大規模のヘルスケア展示会)がありましたのでドバイ出張に行って参りました。1月26日~29日が開催期間でしたが、日本でも中近東エリアにおいては緊張状態にある時期でしたので安全面などの不安はありましたが、ドバイはいつものドバイで特に普段と変わったことはありませんでした。空港のセキュリティチェックも特 に強化されていることもなく、展示会場にいたっては入場時にセキュリティチェックもなく拍子抜けするくらいでした。

アラブヘルス展示会は年々規模が拡大して いて、アラブヘルスのオフィシャルWebsiteのレポートによると今年の展示会訪問者数は12万人を超えたとのこと。2014年は8万人、それ以前は 4-5万人規模の展示会**でしたので、訪問するたびに人が多いなという感じを受けていましたが、このレポートの数字を見て納得しました。弊社の扱い製品 は医療機器でも画像診断装置分野になりますので、この分野の人に言わせるとアラブヘルスは医療だけでなくヘルスケアも含まれていて対象が広いので、「展示会としての専門性は低い」という評価もありますが、医者を主としたメディカル関係者が毎年集まるので中近東における市場を考えるのであれば、ある程度の価 値はやはりあるのではないでしょうか。

弊社も各国代理店の人と出荷案件やプロ ジェクト案件の打ち合わせをする目的が一番大きいですが、今回はヨーロッパの運送会社とも打ち合わせもしました。医療機器は出荷において様々なルールが あったり、特に中近東・アフリカになると各国の輸入規制も複雑ですので、日本の運送会社だけでは運送会社の現地代理店を通しても情報に偏りがあったり制限 があったりとハンドリングが難しい場合もあります。そういう際に地理的にも近いヨーロッパの運送会社を利用するのも輸送オプションを増やし、コストを抑え、スムーズに安全な出荷を進める上で重要な要素になります。アラブヘルスにはこういう運送会社も展示ブースを持っていたりするのです。彼らは、例えばイ ラク向けの出荷も港や空港までではなく、内陸の病院まで傭兵(セキュリティ)を手配して輸送するというようなことにも対応してくれます。

展示会以外の話題で印象に残ったことを一 つ。年々拡大する訪問者を受けて、ドバイでは深刻な交通渋滞の問題が上げられていました。数年前にメトロが完成しましたが、メトロの利用者も増え交通渋滞 も少し緩和してきた印象があります。メトロはとても清潔で安全、時間も正確です。また、地面ではなく高いところを走っているので乗っているだけでもドバイ の街並みが見られて楽しいです。さすがイスラム圏ということもあり、女性専用車両があります。女性専用車両ということに気がつかない男性がそのまま乗って しまい、女性ばかりの乗客に慌てて隣の車両に移るという光景を何度か見ました。男性の皆さま、間違えると冷たい視線を受けますのでメトロに乗る際はお気を付け下さい。

**参考情報: 展示会の参加社数としては、2015年は約4000社。主だった国別の内訳としては、中国(579社:2014年比で10%増)、ドイツ(461社:2014年比で15%増)、UAE(261社:2014年比で20%増)となっています。