2013年、キャメルミルクUAEから世界へ :アラブ首長国連邦

アラブ世界ではよく消費されているキャメルミルク” 

ドイツ人やモロッコ人の起業家グループがキャメルミルクや乳製品を生産する拠点をモロッコで作り始めたとの発表があった。これによりEU諸国でキャメルミルクがすぐに手に入るようになることだろう。現在、キャメル乳製品の需要は大きく、この計画には約4,000万ドルが費やされるようだ。「VITAMOL」というブランド名で販売されるミルクは、2,200頭前後のラクダのいる農場で生産された後、タンジェフリーゾーンにある工場で粉砕され、ヨーロッパへの輸出準備が毎日行われる予定だという。

EUがキャメルミルクの輸入を2013年には許可するという見通しの下、最初の出荷は2013年半ばを予定していると、共同創業者であるマリク・ダックダキー氏はアラビアンビジネスに対して語った。EUから許可が下りれば、米国やカナダの市場だけでなく、中国や香港にもキャメルミルクの供給への扉が開かれることになるだろう。業界筋によると、UAE当局ではマレーシア、ブルネイ、シンガポール、南アフリカ、ヨルダン、モルディブなどの国の販売代理店と交渉中であるという。

アブドゥル・ワハブ・ジャブリ博士(首都アブダビ)によるとキャメルミルクを毎日摂取することは潰瘍やがんの予防になるという。なぜならばキャメルミルクには、体内で発がん性物質の生成を抑止する働きがあり、抗酸化物質でもあるためだ。またキャメルミルクの成分に、インシュリンと同じ働きをするたんぱく質が含まれていることもわかったようだ。キャメルミルクは体内のコレステロールを減少させ、血管硬化の緩和にも効果があるという。

さらにキャメルミルクで作ったヨーグルトは牛乳や羊、山羊のヨーグルトにくらべ、ビタミンC、ビタミンB1、B2が多く含まれ、また消化されやすく体内に吸収されやすいことがわかっている。砂漠で暮らす母親たちがキャメルミルクを授乳に用いる傾向にあるのは、このためだろう。
キャメルミルクは少ししょっぱいので砂糖やしょうがといった香辛料を加えて使われる。一方で、脂肪が少ないので高品質のバターやチーズを作るのには適していないようだ。

(パンオリエントニュース)

世界で初めてキャメルミルクチョコレートを販売したアルナスマ・チョコレート社(アラブ首長国連邦)は、日本でオンラインショップを展開している。ラクダの形をしたものや、板状のものなど様々な商品を取り扱っている。