“2019年度「アラブヘルス」 日本ブース内の様子”

今年も1月28日~31日までドバイでヘルスケアの展示会「アラブヘルス」がドバイ国際コンベンションセンターで開催され、出張に行ってきました。1975年に発足したアラブヘルスも今年で44回目の開催。中東最大規模のヘルスケア展示会としてすっかり定着しました。
2010年代前半までは5万人前後の参加者だったアラブヘルスも、近年は各国からの来訪者数が10万人を超えるまでに増加しており、今年度の展示会も参加者数や来場者数などはまだ公表されていないものの、会場からは例年同様の活気を感じました。

近年は落ち着いてきたものの、東アジア圏ではやはり依然として中国が一際大きなパビリオンの規模を占め、出展社数や参加者数も目立ちました。一方で参加者の多国化がより進んでいるのも印象的でした。現在アラブヘルスは60を超える国の企業からの出展や、150ヶ国を超える医療関係者が参加する一大展示会となっています。
今年会場を回っていて南アジア圏のインド、アフリカ各国、そして欧州各国からの参加者を見かけることがより増えました。アジア圏、アフリカ圏、欧州圏という3地域のブリッジとなる中東という地域性、そのなかでも治安の良いアラブが持つポテンシャルでしょうか。

日本のパビリオンはこれまでJETROや日本大手企業などが中心となってブースの設置が行なわれてきましたが、2018年から東京都中小企業振興公社が新たに海外支援の参入支援に加わっています。
その影響もあってか、今年度は大型医療機器だけでなく様々な医療消耗品や健康関連製品、医療機器認証が未取得のプロトタイプや研究段階にある医療製品やサービスパッケージの発表展示なども数多くみられるようになりました。

また医療でもAR/VR/MRの分野は近年注目されています。HoloEyes社が出展していたCTやMRI等の診断画像を取り込み3Dで立体投影するVRアプリケーションは、医療スタッフ間のカンファレンスや医療教育、患者への診療説明など多目的に使用するものとのことです。やはり目を引くのか各種展示ブースの中でも体験希望者が目立ち、弊社もこちらの展示体験をさせて頂きました。

展示会以外で印象的だったのは、アラブの空港における「スマートゲート」と呼ばれる自動化ゲート。こちらは現在ドバイ空港とアブダビ空港に設置されているそうです。ドバイは年間1500万人近くもの観光客が訪れる世界有数の観光都市です。そのため空港内のイミグレーションで混雑することも多いのですが、この緩和のためにUAEへの入国ビザ免除国を対象として設置されているサービスとなります。
スマートゲートの利用には事前登録が必要となりますが、出張の1人がスマートゲートの登録をしており、待機時間の差で自動化ゲートの便利さを、身を持って知る良い機会となりました。