サウジアラビアの女性、初の地方選挙に参加

 

“saudi women”

サウジアラビアでは2013年に女性のIDカード所有が義務化されました。イスラム教に基づくガーディアン制度は未だに結婚、学校、仕事、旅行などで施行されており、女性の車の運転は禁止されています。したがって、12月に予定されている地方自治選挙の女性参加は包括的なすばらしい社会を作る重要な一歩だとサウジアラビア市民で、ジョージワシントン大学の女子大学院生であるNouf al-Sadiqは考えています。
前王であるAbdullah bin Abdul Azizによって強行され、現王のSalmanによって承認されているものの、女性の選挙への立候補は社会的論争となっています。女性立候補の重要性に対する認識と、男性の絶対的な権力を終わらせるための様々な努力が必要とされています。歴史的に見ると、サウジアラビアでの選挙自体珍しく、2005年に最初の地方選挙が行われました。そして長い間に渡って行われてきた女性権利運動の末、2011年9月には前王によって2015年の地方選挙には女性投票および被選挙権が保障されたのです。この大きな一歩はサウジアラビアの大きな前進だと人権監視機関によって歓迎されましたが、地方レベルでは未だに論争が続いています。
サウジアラビアの女性は2013年から王の諮問機関である諮問評議会で抗議をし、評議会の定員150人のうち30人を付与され、今年の2月には王によって定員は157人に増加し、3人の女性が3つの委員会で議長に就任しました。約70人の女性が立候補者として登録することが予想されています。36歳の立候補者であるHaifa al-Hababi は「変革こそが人生だ。政府はその機会を与えてくれた。私はそれを使うつもりである。」と述べました。3分の1の投票権は女性のために確保されています。
2011年の選挙において、女性の政治参加を否定するサウジアラビア政府の公表後、サウジアラビア中の女性団体はFacebookで私たちの国運動を開始し、成功させました。その団体は彼女たちのゴールと重要性を表明しました。そのうちの1つは、労働者はもとより有権者や選挙を運営する人の訓練コース準備と計画が重要だと述べています。しかしながら、8月初め、サウジアラビアの都市村落省はこの運動を中止させました。「国はより統一され、中央集権化した選挙を望んでいた。」と統括責任者のHatoon Fassiは述べています。
女性の政治参加への重要性が認識されていないために、このようなことは、サウジアラビアの女性が直面するたくさんのハードルの1つにすぎません。イスラム教に基づく見解Fatawaは女性の選挙参加の禁止を公表し、彼女たちに国を崩壊させる鍵とならないように要求しました。
この問題に関しては、様々な意見が寄せられています。サウジアラビアのメディアで働くMuna Abusulaymanは「もし彼女たちが議員に選ばれたら、女性の観点から、国内の女性に対して不適切な法を改善することができるだろう。」と楽観的に述べています。初めての投票登録者であるJamal al-Saadiも「この運動は意思決定の過程において女性たちの発言を可能にするだろう。」と述べています。そして、キングサウード大学の政治社会学者であるFawzia Abu Khaledは「以前から、保守的な団体も含め、様々な見解が存在したが、1つの意見だけが反映されていた。しかしそれはこの先続くことはないだろう。」と述べています。
(パンオリエントニュース)