アラブの人から見た日本②

“classroom” By: Dick Thomas Johnson CC BY-2.1 JP

「多くのアラブ人は日本人の誠実さ、高潔さ、秩序、規律、清潔さに強い憧れを抱いている。それは日本人が、幼稚園、小学校、中学校、高校を通して組織的に教えられるものである。これらの学校を卒業した人々は、社会での振る舞いや世界を牽引する上で必要となることを身につけているのだ。」とアラブのメディアは主張しています。更に教育の分野において義務教育の9年間に留年がないことは、日本独特のスタイルであるとも見なされています。日本教育の最終的な目的は生徒にただ勉強を教えたり指導したりするのではなく、考え方を教えて個性を確立することにあるようです。また、日本のある校長は生徒たちの安全を守るため、給食の安全性を確かめようと、彼らが食べる30分前に給食を食べます。「彼らは日本の未来だからです。」とその校長は言います。日本での生徒一人ひとりを大切にする姿勢はアラブで高く評価されているのです。
アラブの国では、日本の生活様式が普及して人気となる一方、日本以外の社会にとってはまるで空想のような逸話も注目を集めています。3カ月前に泊まった東京のホテルを再び訪れたエジプト人のパイロットに、日本人の受付係が声をかけ、その時に忘れていた封筒を渡して非常に驚かれたという話。そして日本人のウェイターがいかにチップを受け取らないか、区役所などの人々が必要とする官営の役所では、職員がいかに賄賂を拒否するかについての話など。日本人にとって当たり前の事でも、他国では非現実的に見えるエピソードとなっているようです。
日本に住むアラブのジャーナリストは、日本人は遅刻していないにも関わらず、「遅れてすみません。」などの時間に関して様々な場所で使われる言い回しについてレポートを書いています。彼はそのレポートに日本の郵便局やその他の店の従業員が客に荷物や商品を少しでも早く届けるために走る姿についても言及しています。アラブのメディアは日本の特殊性について多くの記事を書いています。何人かのアラブ人は規則と清潔さを持つ日本人の行動を見習うために、「君は知ってた?」というタイトルで日本の記事を投稿しています。例えば、「犬を飼っている日本人は犬の糞を入れるための袋を持ち歩く。清潔さとは日本の民族の言葉だろう。ところで、日本のごみの回収員は清掃員と呼ばれ、彼らの給料は仕事に見合わせたもので、彼らは筆記試験や面接を受けるんだよ。」と日本人について話す人もいます。
アラブ人はこのように日本人とはまったく異なる性質であると認識しています。その一方で、日本の古くから続いている伝統がアラブの伝統的な習慣と非常によく似ていると言われることは、床に座って食べる、家に入るときに靴を脱ぐ、トイレに列を作って並ぶ、日本の男性と女性の伝統的な服装などについてです。
このような日本の特性は、日本が「日本の星」と名付けられていることに繋がっており、その名はfacebookなどのようなメディアによって広まっています。アラブの世界にとって、日本とは独自性が色濃く反映された空想上の国のようです。その彼らの空想の中で、考えられるあらゆるレベルと分野において、日本の国と日本人が賞賛されているのです。
(パンオリエントニュース)