アラブ諸国の夏休み:アラブ諸国

スイスを楽しむアラブの観光客” 

World Travel Monitor Groupのデータによると、年間750万人以上のアラブ人が国外に渡航し、計270億ドルを使うそうです。高級ホテルで一人平均20泊する人が70%もいると言います。また、渡航者の60%が男性で、そのうち14%しかビジネスホテルを利用しないそうです。
最近のレポートでは、石油生産国のアラブ諸国の渡航者はヨーロッパのそれらよりも旅先で多くの出費をする事も分かりました。具体的には、ヨーロッパの人が平均US$836しか使わないのに対し、アラブ人はUS$1814使うそうです。アラブからの渡航者の内訳は、54%が休暇、33%が親戚訪問、13%が出張だそうです。アラブ地域間での行き来は40%以下にとどまり、60%がアラブ諸国以外に行きます。ヨーロッパ内の地域間渡航が88%であるのに比べると、いかにアラブ諸国の人々が自分の地域以外に渡航しているかが分かります。
逆に、世界観光機関(WTO)のレポートによると、中近東地域は10万か所以上の独自の観光名所があります。最も多いのはエジプトで、次いでイラクになります。イラクが国内の廃墟や名所などを整備すれば、エジプトをも抜いてしまうほど魅力的なところがいっぱいあります。中近東には年320万人が訪れ、南アジア(おもにタイ、フィリピン、マレーシア)を訪れる220万人を超えてます。
アラブ諸国の人々に一番人気のある旅行先はエジプトで、次に北アフリカ(120万人)、ヨーロッパ(100万人)、東南アジア(90万人)、アメリカ(20万人)の順です。ドバイも高級リゾートやスパなどの娯楽が多いことから宗教上の祝日などには人気のある行き先です。
アラブ諸国から日本に訪れる人数などのデータはありませんが、ほとんどの場合は仕事か親戚を訪問するために来日するそうです。彼らにとって日本はまだ高くて遠い国という印象のようです。アラブ諸国からの来日者に対するテロ対策のための厳しい入国審査も、日本への旅行者数の伸び悩みに影響しているようです。これらの問題を改善すれば、この地域からの旅行者は増すのではないかと言われています。
(パンオリエントニュース)