もうひとつの地震大国:サウジアラビア

“先月起こった地震で避難している人々”

先月13日に、サウジアラビアの西にあるAl Shaqqa地方にマグニチュード3.1の地震が4回ありました。この地方は火山のマグマ移動によって多くの地震に見舞われ、今回も地下で発生したラドンなどのガスが検出されている地震多発エリアです。避難を余儀なくさせられた住民もいましたが、今は落ち着きを取り戻しています。しかし先月はYounbo地方にマグニチュード5以上の地震があり、Al Aiss地方も火山の地下活動が活発になっている可能性があるため、大きな地震がくるのではないかと懸念されています。
この地域は千年以上もの間地震に襲われ、被害を受けてきました。526年5月31日には25万人が犠牲になった地震がシリアとトルコにあり、世界で3番目にひどい地震となりました。最近ではアカバ湾の地震活動によって1996年11月から1997年12月までの一年間の間にマグニチュード2から6.2の間の地震が2000以上も観測されました。
これらの地震は地質学的に避けられないものです。アラビア半島が位置するアラビアプレートは少しずつ北上し、ユーラシアプレートに衝突することによって、西のピレネー山脈から南ヨーロッパや中近東、ヒマラヤ山脈や東南アジアの山々まで影響を及ぼしています。地質学者によると、アラビアプレートの西に接する死海断層がアラビアプレートを反時計回りに押していて、これらの動きが地震を引き起こしていると言います。海底での地震は津波など、何百キロも離れた地域に被害をもたらしますが、これらの地震の10%は地中海で観測されています。
日本も世界で有数の地震大国です。この記事を書いていて気がついたのですが、最近は小さい地震もないですね。小さいものも含めると毎日日本どこかで地震があり、地震がこまめにないとかえって不安になってしまいます。少々の地震には慣れてしまうほど、私たちは小さい頃から地震と共に暮らしてきているんですね。数年前にあったトルコでの大地震は、先日あった中国の四川大地震同様、鮮明に記憶に残っておりますが、いくら地震に慣れているとはいえいつか来るかもしれない大地震への不安は拭えないものです。
(パンオリエントニュース)