ガザは今・・・学校再開:イスラエル

“仮設テントで勉強を始める子供たち:ガザ”

今回は連日テレビなどで放送されていたガザのその後・・・をお伝えしたいと思います。
1月18日まで3週間続いたイスラエルによるガザへの攻撃で、国連が運営する学校を含む50校以上が全壊、部分的に破壊されるという被害を受けました。それ以外に窓やドアが粉々になった学校も数十校あります。しかし子供たちの学びたいという意志は強く、テントなどを張っての授業が再開されました。(写真左)
380校の25万人の生徒が学校に戻りましたが、最初の週は勉強はせず戦争によって傷ついた子供たちを元気づけるための活動が行われました。アラブのメディアでは、子供たちの強い精神力に驚いているという先生のコメントが取り上げられました。子供たちは校舎に入るなり友達を探しました。ある男の子は隣の席の子が亡くなったことを知ると、その子の机にパレスチナの旗と殉教者○○君と書いた紙を置きました。また、ある女の子は「カバンも教科書もノートもなくなってしまったけど、絶対に学校へは来ます。新しいカバンと教科書を買い勉強を続けます。」と語りました。
一方で、親や学校関係者は戦争による経済的、社会的な打撃の影響でガザの子供たちの学習がうまくいかないのではと心配しています。3人の子供を持つ母親は「子供たちはカウンセリングなどによって戦争で経験したことを整理する必要がある。」とコメントしました。これらの状況を考慮し、一学期の試験は行なわず成績は攻撃前に行われた月々のテストによってつけられると学校関係者による説明もありました。
戦争は常に被害者を生み出します。マスコミなどのメディアなどによる報道ラッシュが過ぎ、私たちの記憶から薄れていく裏で人々の復興に向けた戦いは始まったばかりです。子供たちの悲しみを乗り越え前に進もうとする姿に、かえって力づけられました。少しでも早く元の生活に戻れることをお祈りします。
(パンオリエントニュース)